旅行3日目、ローマ観光1日目、美術館から街歩きまで

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朝食と出発

朝は近くのスーパーで購入したパンとプロテインバーと水をで済ましました。シンプルだけど、旅先でのエネルギーチャージには十分です。バスと地下鉄を乗り継いで、まずはローマ国立近代美術館へ向かいました。

ローマ国立近代美術館

到着したときはそこまで混雑しておらず、ゆったりと鑑賞できました。日本の美術館のような整然とした雰囲気とは違い、全体的にモダンで自由。館内には「この順番で見てください」という動線がなく、好きな順番で回れる一方、展示を見落としそうになるのが面白かったです。

展示は絵画から彫刻まで幅広く、さまざまな作風が混ざり合っている。

お目当てはグスタフ・クリムトの『女性の三時代』。母、子、老いを描いた作品で、自分ごとのように思えて見れば見るほど恐ろしく、吸い込まれる感覚がありました。

また、近くに展示されていたジュゼッペ・デ・ニッティスの作品にも目を奪われました。写実主義は普段あまり好みではないけれど、彼の絵は全体が美しく、印象に残りました。

ボルゲーゼ広場からスペイン広場へ

美術館を後にしてボルゲーゼ広場を歩き、そのままスペイン広場へ。すでに人でごった返しており、観光というより「人を見に来た」ような気分になりました。観光客の多くは欧米人で、時折中国人、日本人の姿が混ざる程度。ユーロ圏内の旅行者が大半なのでしょう。

広場近くには高級ブランドショップが並び、街の華やかさをさらに演出していた。

トレビの泉と街歩き

続いて向かったのはトレビの泉。こちらも人の海で、泉の周囲には柵が張られており、近づくことはできませんでした。それでも水のきらめきと人々の熱気が重なって、強い存在感を放っていました。周辺にはジェラートショップやブランドショップが並び、観光客を引き寄せる活気に溢れていました。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

その後はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ。ここは他の観光地に比べると人が少なめだったが、それは建築物そのものの圧倒的な大きさのせいかもしれません。真っ白な大理石と壮大な造形が好みにぴったりで、「日本ではもうこんな巨大な建築は造れないだろう。もし造れるとしたらイオンくらい」と場違いな比較をしてしまうほど圧巻でした。

コロッセオとトラムの失敗

最後はコロッセオへ。疲れもあり、外観を少し眺める程度で切り上げることにしました。その後トラムに乗ったのですが、降りる場所を間違えてしまい、ローマ・テルミニ駅の北東側に出てしまいました。

テルミニ駅の治安

ここが問題で、歩いて駅まで戻る途中はかなり不穏な空気。夜の商売をしている女性、不良っぽい若者、ホームレスが多く、身の危険を感じるほどでした。このエリアを通るのはおすすめしません。

宿での夕食と1日の振り返り

宿に戻る前に近くのお惣菜屋に立ち寄り、その場で買ったものを食べて夕食にしました。豪華ではなかったが、旅の終わりにちょうどいい軽さでした。

ただ、この日は前日までが濃すぎたせいか、観光地をたくさん回ったのに少し物足りなさを感じました。お勧めを挙げるなら、ボルゲーゼ公園。美術館鑑賞の後、カフェで一休みしながら緑に囲まれて過ごすのが理想の過ごし方だと思います。

まとめ

ローマ観光1日目は「美術館での静かな感動」「観光地の人混み」「治安の不安」と、対照的な体験が凝縮された一日でした。濃さでは前日までに劣るかもしれませんが、ローマの空気を一通り感じられた意味では大きな一歩になりました。

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