昨日はこっち
https://sakulight.blog/travel/day27-paris/
朝、パリを発つ
7時起床。9時半に宿を出発。
お世話になったホストと握手してお別れ。
「また来てください」とカードを渡されました。
名残惜しさとやりきった感覚が同時に押し寄せます。
“また来ればいい”と思える自分に少し安心しました。

メトロ8号線でStrasbourg–Saint-Denisへ、
4号線に乗り換えてGare du Nordに到着。
まだ時間があったので、前に行ったマックカフェでカフェラテとパン・オ・ショコラ。
Wi-Fiは遅めだけど、旅の記録を書くには十分。
ユーロスターの乗り場へ

13時、Gare du Nordのユーロスター乗り場へ。
地上階の一つ上、ユニオンジャックの大旗が目印。
出国と入国はすべて自動化ゲート。
スタッフは無表情にスタンプを押すだけ。
ドラマチックな別れもなく、静かに国を出ました。

荷物検査では、キャリーケースとバッグをトレーに載せてX線へ。
金属探知機を抜けるとき、
隣ではやけに時間がかかる人もいれば、あっさり通る人も。
Omioトラブル発生
今回はユーロスターPlusで乗車。
少し料金が高いだけで、席がアップグレードされます。
しかしここでトラブル発生。
Omioに表示された座席番号が他の乗客と被っていました。
スタッフに相談すると、英語で対応してくれて別の席へ。
発券後のレシートを確認したら、座席と車両番号が変わっていました。
Omioは便利だけど信用してはいけない。
実際の電光掲示とレシートの情報を必ず確認すること。
それでもOmioを使う価値はあります。
ヨーロッパ中の列車を一括で管理できるのは大きいです。
ユーロスターPlusの食事体験

Plus席は静かで、足元も広く、リクライニングも快適。
USB端子と電源もついています。
軽食メニューはサーモンの冷製パスタかクスクス料理。
サーモンを選択。ピリ辛で、意外と美味しい。
パスタにはグリーンピースが付いていますが食べられます。ゴマ入りパンとバターも付いてます。
私はバターを使わずパスタのオイルにつけて食べました。
赤ワイン(AOCラングドック)を頼んで乾杯。
初心者でも飲みやすい軽めのワイン。
これで数千円の差なら、Plus以外の選択肢はありません。
広いテーブルでブログを書くにも最適。
トイレの中で国境を越える
なんの準備もなく、ぬるっとユーロトンネル突入。
トイレに行っている間にトンネルを抜けて、気づけばロンドンの地上。
世界が変わったのに、流したのは水だけ。
国境を越える瞬間は、案外そんなものでした。
ロンドン・セントパンクラス駅で通信不能
到着後、スマホがEDGE(2G)表示。
オラフライもdocomoローミングも使えず。
問題は回線ではなく、どうやらロンドンのネット網らしい。
仕方なくオフラインで移動開始。
覚えていた駅名を頼りに、Underground(地下鉄)の案内図を確認。
目的地までのルートを頭に入れます。
セントパンクラスから思ったより遠い。
Plaistow駅に着くころ、4G復活。
Googleマップを再起動し、宿まで徒歩15分。
郊外の静けさと“香りの断絶”
宿はアパート型の3階建て。
靴を脱いで上がるタイプで、住宅街の中。
ゾーン3のやや郊外で、近くに大きな公園があるため静か。
キッチン付きで自炊もできます。
街に漂う香りが違います。
トルコから続いていた“香水の連鎖”がここで途切れました。
イギリスでは代わりに生活臭がある。
石鹸も香水も混ざらない、生の匂い。
正直、少しがっかりしました。
スーパーで感じた「生活の価格」
荷物を置いてスーパーへ。

- チョコサンドビスケット:1ポンド(日本より安い)
- 鶏もも肉1kg:4ポンド(日本と同程度)
- 冷凍ピザ:1ポンド(激安)
- バナナ1袋:1ポンド(大陸より高い)

安いものもあれば、そうでもないものも。
要するに“生き方の選択肢が広い国”。
晩ごはんは、イギリス流の洗礼

少し贅沢して、4ポンドのマイプロテイン製パスタ。
結果:不味い。
「これがイギリス流なのか」と思いました。
文化の香りが消えた代わりに、
現実的な生活の味が口に広がります。
まとめ
ロンドン滞在はこれから3週間。
大陸で過ごした時間とほぼ同じ長さ。
パリまでが“外を見る旅”だったなら、
ロンドンからは“内側を磨く旅”。
第二ラウンドが始まります。


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