2026年4月、洞爺湖をレンタルの電動アシスト自転車で一周しました。一周自体はできましたが、9時15分ごろに出発して、返却は17時05分。途中で湖の周りを外れてサイロ展望台やレークヒルファームまで入れたこともあり、6時間レンタルの枠には収まりませんでした。
電動アシスト自転車なら、湖のまわりを楽に走れると思っていましが、実際に走ってみると、平地では思ったほど軽くならず、急坂でようやくアシストを感じました。景色は良かったですし、サイロ展望台もレークヒルファームも行ってよかったと思っています。ただし、洞爺湖一周を「気軽なサイクリング」として考えている人には、正直すすめにくいです。
この記事では、洞爺湖一周に実際にかかった時間、きつかった坂、電動アシスト自転車の感覚、途中で入れた休憩と補給を、実体験ベースで整理します。
9時15分に出発して17時05分に返却。洞爺湖一周は半日以上かかった

今回、レンタル電動アシスト自転車を借りて走り始めたのは9時15分ごろ。返却したのは17時05分ごろでした。洞爺湖一周のサイクリングコースは、公式系の案内では約39.2km、想定所要時間は約2時間40分とされています。ただし、これは湖畔を走るコースとしての目安です。今回のように写真を撮る、食事をする、トイレに寄る、サイロ展望台やレークヒルファームまで足を伸ばす、という動き方をすると、所要時間は大きく変わります。
洞爺湖一周する前までに、すでに予定より1時間ほど遅れていました。烏帽子岩公園のあたりでは1時間半ほど遅れていたので、予定していた道の駅は断念しました。
今回の大まかな時間は、以下のような形です。
- 9:15ごろ:洞爺湖温泉エリアを出発
- 11:00ごろ:JR洞爺駅駅から洞爺湖温泉へ戻ってきて昼食
- 15:30ごろ:サイロ展望台
- 15:45ごろ:レークヒルファームで1時間ほど休憩
- 17:05ごろ:自転車を返却
サイロ展望台は長居していません。5分ほどで出発しました。浮見堂も、水の駅も、ほぼ写真だけです。それでも、朝から夕方まで使いました。洞爺湖一周を自転車で走るなら、「数時間でさっと走る」より、観光と休憩込みで半日以上使う予定にした方が現実的です。
今回借りた電動アシスト自転車と天候
今回使ったのは、洞爺湖温泉エリアの乃の風リゾートで借りたレンタル電動アシスト自転車です。1時間利用で1900円。延長1時間ごとに1100円かかる仕組みです。私は6時間で7,200円でした。車体はXds Advance 800、車体重量は21.7kg。アシストは5段階で走行距離はレベル1:約60km / レベル2:約46km / レベル3:約41km / レベル4:約38km / レベル5:約34kmだそうです。鍵付きで、ボトルホルダー、ライト、ベルも付いていました。ギアは8段です。
湖畔を走るには十分そうですが、実際にまたがると車体はかなり重かったです。一周を始める前に、洞爺湖駅方面へアシストなしで走りました。アシスト無しだとかなり重たく、この時点で少し脚を使ってしまったので、条件は純粋に湖一周だけを走った場合から外れます。
天気は雲ひとつない晴れでした。風はありましたが、走れないほどではありません。手が冷えるくらい風は冷たく、一方で日差しは強く、走っているうちに暑くなってウィンドブレーカーを脱ぎました。
電動アシストでも平地は重く、急坂で初めて助かった

電動アシスト自転車なので、平地も軽く進むと思っていました。でも、今回の自転車では平地のアシスト感は弱めでした。漕ぎ出しでは、たしかにアシストされている感じがあります。ただ、ある程度走り出すと、アシストされている感覚は無くなりました。
レベルを上げても、平地では大きな違いを感じませんでした。レベル5にしても、クロスバイクより軽く走れるとは感じませんでした。ギアを重くしても速度が伸びる感じはなく、むしろギアを少し軽くした方が前に進む感覚がありました。湖沿いの平地でロードバイクに抜かれたときも、どう頑張っても追いつける感じはありませんでした。
スマートウォッチで見ても、走行中の速度は10〜15km/h前後の場面が多かったです。区間によっては、計算上約8.6km/hくらいのところもありました。別の区間では約10.6km/hほど。その区間はアシストMAXで走っていました。
電動アシストがはっきり役に立ったのは坂です。壮瞥公園展望台の坂、洞爺町からサイロ展望台へ向かう長い坂では、アシストがあってよかったと思いました。特に急坂では、アシストMAXにして初めて「これは電動で助かっている」と感じました。逆に、平地を軽く走るための自転車として考えると、期待から外れました。
漕ぎ出しでは助けてくれますが、漕ぎ続けていると車体の重さと走行音が気になります。前半ではバッテリー節約のためアシストレベル1で走っていましたが、思ったより残りました。浮見堂を出た時点で残量4、山を登り切って3、最終的にも3でした。今回の印象では、バッテリー不足よりも、車体の重さと速度の伸びなさの方が大きかったです。
短い距離で観光地を回る使い方や、坂を登る場合なら合うと思います。一方で、長い距離を軽く走りたい人、平地でも軽快に進みたい人、一周を楽に終えたい人には、今回の自転車は合わないと感じました。
洞爺湖一周だけでなく、展望台やレークヒルファームまで含めるなら、この距離の数字だけで判断しない方がいいです。坂と車体の重さで、後半の脚の残り方が変わります。
きつかった坂はサイロ展望台・壮瞥公園展望台・レークヒルファーム方面

洞爺湖一周で特にきつかったのは、壮瞥公園展望台、洞爺町からサイロ展望台へ向かう坂、レークヒルファームへ向かう坂です。湖のまわりを走るだけなら、ずっと平坦な道を想像するかもしれません。でも、展望台やレークヒルファームのような場所に寄ると、坂が入ります。
サイロ展望台もレークヒルファームも、景色は良いです。ただ、どちらも登った先にある場所です。壮瞥公園展望台の坂は、普通の自転車だと自分にはまず無理だと感じる急坂でした。ここではアシストMAXにして、ようやく電動アシストの力をはっきり感じました。
坂の途中ではバッテリーが1つ減りました。バッテリー節約も考えて、途中で降りて歩いた場面もあります。レークヒルファームへ向かう道も、長く登ります。車なら気にならない距離でも、自転車だと脚に残ります。
水の駅の時点で、すでに脚に来ていました。お尻もかなり痛くなっていました。一周前に洞爺湖駅方面へ行ったことも、後半のきつさに影響したと思います。水の駅から洞爺湖温泉まで湖沿いの下道だけを走っていたら、ここまでではなかったかもしれません。一周に展望台やレークヒルファームを足すなら、単なる寄り道ではなく、坂もセットで足すことになります。
補給と休憩を入れなければ後半はもっと厳しかった
今回、途中の補給を入れなかったら、最後まで走るのはもっときつかったと思います。昼食は11時ごろ。それまでの補給は、ゼロカロリーのモンスターエナジー1本だけです。
11時56分ごろにセイコーマート壮瞥に到着し、水1本とミニ羊羹1本を補給しました。その後、キャンプ場までにポカリ500ml、烏帽子岩公園までに水500mlを飲んでいます。水の駅でも羊羹を1本食べ、ポカリ500mlを飲み切りました。さらにセイコーマートで水を買い足しています。
途中では、-enne-でトイレを借り、自販機で飲み物も買いました。洞爺湖一周は、湖の景色を見ながら走るだけでは終わりません。どこで飲み物を足すか、どこでトイレに寄るか、どこで一度止まるかも大事でした。
写真だけのつもりで止まった場所でも、体を休める時間になります。休憩を削って時間だけ短くしようとすると、後半の坂と車体の重さがさらに重く感じたと思います。
レークヒルファームは良かったが、自転車一周中に入れるなら坂も含めて考える

レークヒルファームは、今回の終盤のご褒美でした。行ってよかったです。ただ、自転車一周の途中に入れるなら、到着までの坂は見ておいた方がいいです。レークヒルファームへ向かうには、長い坂を登ります。
サイロ展望台もレークヒルファームも、車なら行きやすい場所ですが、自転車だと脚を使います。景色の良い場所ほど、登った先にある。今回の洞爺湖一周では、それをかなり感じました。
レークヒルファーム自体の満足度は高いです。でも、「洞爺湖一周の途中で軽く寄る場所」として考えると、人によっては負担の方が大きくなると思います。一周の終盤に甘いものを食べたい、景色の良い場所で休みたい、という目的なら入れる価値はあります。ただし、楽に一周したい人が何となく追加する場所ではありません。
レークヒルファームの詳しい内容は、別記事で整理する予定です。
レンタル自転車はライト・異音・アシスト感を借りる前に確認したい
今回のレンタル自転車では、気になった点もありました。利用開始から1時間ほどで、ライトのバッテリーが切れそうになり、一度戻って交換してもらいました。また、漕ぎ出しのたびに、うなるような音がありました。
ブレーキとギアは普通に使えました。空気圧も、おそらく問題なかったと思います。ただ、車体の重さとタイヤの重さはずっと気になりました。返却時、スタッフにはこの違和感を伝えていません。
なので、これがその個体の問題なのか、整備状態の問題なのか、もともとそういう自転車なのかは断定できません。ただ、自分がもう一度洞爺湖一周をするなら、同じ条件では借りません。
借りる前に見ておきたいのは、ライトの状態、漕ぎ出し時の音、アシストの感じ、車体の重さ、返却時間の扱いです。
- ライトは点くか
- 漕ぎ出しで変な音がしないか
- アシストレベルを上げたときに変化を感じるか
- 車体が重すぎないか
- 返却時間を過ぎた場合の扱いはどうなるか
特に一周する場合、数分乗っただけでは分からない部分が後半に出ます。最初に違和感があるなら、そのまま一周へ出る前に交換を相談した方がいいと思います。
洞爺湖一周を自転車で走るなら、6時間レンタルだけで考えない方がいい
洞爺湖一周は、自転車でもできます。実際に自分も一周できました。ただ、今回の感覚では、電動アシスト自転車だから楽に一周できる、とは言い切れません。
時間は半日以上かかりました。坂では脚を使いました。平地でも、思ったほど速度は伸びませんでした。途中の水分、羊羹、食事、トイレ休憩がなければ、後半はもっときつかったと思います。
サイロ展望台やレークヒルファームは、景色も満足度もあります。ただ、その景色は坂を登った先にあります。短めに借りて湖畔を少し走るなら、電動アシスト自転車は使えると思います。でも、一周用途としては、今回の体感では向いているとは言いにくいです。
洞爺湖一周を自転車で考えているなら、6時間レンタルの数字だけで判断せず、観光の停止時間、坂、補給、自転車の状態まで含めて見た方がいいです。

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