ロンドンとパリを結ぶユーロスターは、移動手段としてはかなり快適です。
一方で、車内での過ごしやすさは座席選びで大きく変わると感じました。
乗車時間が2時間15分で全席指定でも、落ち着かない席だと疲れが残ってしまいます。
この記事では、実際にPlusに乗った体験をもとに、おすすめ席、避けたい席、座席指定の確認ポイント、StandardとPlusの違いをまとめました。
予約前に比較したい人にも、予約後に座席番号を見ながら確認したい人にも使える内容です。
座席を決める前に、便ごとの価格差や時間帯も一緒に見ておきたい人は、先にこちらをどうぞ。
▶︎ 【Omioの使い方と注意点まとめ|ヨーロッパ鉄道・バスを最短で比較する方法】
1. ユーロスターの座席タイプ

名称変更によりネット情報が混在しているため、まずは正しい分類をまとめます。
- Standard(スタンダード)
最安グレード。座席は2-2配列で軽食なし。価格重視の旅行者に向いています。 - Plus(プラス)
中級グレードで最もコスパが良い選択。
・広い座席
・1-2配列(1人掛け席あり)
・軽食+ドリンク提供
・静かな乗客層
特に長期旅行者・作業したい人にとって最適です。 - Premier
出張向け。ラウンジ利用・優先レーン・フルミール付き。観光目的の人は不要です。
この記事では主にPlusを中心に解説していきます。
2. ユーロスター座席配置の基本と車両図の読み方
座席選びに失敗する理由の多くは、車両の構造を理解しないまま予約してしまうことです。 まずは全体の仕組みを明確に理解する必要があります。
2-1. Plus車両の「1-2配列」とStandard車両の「2-2配列」
Plusの最大の特徴は1人掛け席の存在です。 ・静かに過ごしたい ・作業したい ・隣に荷物を置きたい こういったニーズがある人は、1列側を選ぶことで快適度が大きく上がります。
Standardは2-2配列のため、どの席でも隣に人が来ることになります。 Plusの方が物理的な余裕があるほか、乗客の傾向も静かです。
2-2. 進行方向は毎回変わる|酔いやすい人のための選び方
ユーロスターは駅構造の関係で発車方向が日によって変わります。 予約画面で「進行方向」と書かれていても、実際と逆になるケースがあるため、完全には信頼できません。
酔いやすい方は次の条件で席を選ぶと安全です。
- 車両中央寄り
- 窓側
- 1人掛け席(Plus)
- または前後間隔が広い席
2-3. 【地雷席回避】トイレ・荷物棚・車端部の位置は座席番号で判断できる
ユーロスターで避けるべき席は主に3つです。
- トイレ前の席:匂い・扉音・人通りの3重苦
- 車端部:スーツケースが集中し、落ち着かない
- 荷物棚付近:乗降が多く、騒がしい
一般的に、トイレは座席番号01〜05付近と70番台後半に配置されることが多いです。 確度を上げたい場合は、予約後に公式アプリの座席図で位置を再確認してください。
3. 目的別のおすすめ座席

ここからは、読者が予約画面を見ながら「ここを押せばいい」と判断できる構成でまとめています。
3-1. 静かに過ごしたい/作業したい → Plus の1人掛け席
このタイプの旅行者にとって、1人掛け席は圧倒的に快適です。 ・隣に人がいない ・軽食が置きやすい広いテーブル ・PC作業がしやすい ・静かな乗客が多い
短いようで長い2時間を、確実に“休息時間”に変えられます。
3-2. 景色を楽しみたい → 左右の選び方
海峡トンネルは真っ暗ですが、それまでの景色は見どころがあります。 進行方向が変わるため絶対ではありませんが、傾向としては以下です。
- パリ → ロンドン:左側
- ロンドン → パリ:右側
3-3. 荷物が多い → 車両中央の窓側席
車端の棚は争奪戦になりやすく、荷物が多い場合は車両中央寄りの座席が安全です。 Plusは座席間隔が広いため、足元に小型バッグを置いても窮屈になりにくいです。
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3-4. 二人旅 → 対面席ではなく並び席を選ぶ
対面4人席は一見よさそうに見えますが、以下の理由でおすすめしません。 ・向かい合わせは気疲れする ・荷物が置きにくい ・隣が知らない人になる可能性
通常の窓側+通路側のペア席が最も快適です。
4. 避けるべき席の詳細

ここでは、なぜその席がNGになりやすいのかを、実体験ベースで整理します。 「座席の快適さ」は、座席そのものよりも 人の動き・音・落ち着かなさ で決まる場面が多いです。
4-1. トイレ前の席
・扉音が響く ・並ぶ人が常に視界に入る ・匂いが流れてくることがある
これらの理由で、一気に快適度が下がります。
落ち着いて過ごしたい人は、予約後に公式の座席図でトイレ位置を確認しておくのが確実です。 (確認の手順は後半で解説します)
4-2. 車端部の席
大きいスーツケースは車端部に集まり、棚がすぐに埋まります。 また、出入りが多いので落ち着かず、混雑時は人が席の前を通過し続けます。
荷物が多い場合は、車両中央寄りを選ぶだけでストレスがかなり減ります。予約前に、公式と比較サービスのどちらで押さえるか迷っている人は、先にこちらを見ておくと判断しやすいです。
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4-3. 4人テーブル席
対面で知らない人と過ごすことになるため、心理的負担が大きい席です。 PC作業もしづらく、荷物も置けないため、メリットは少なめです。
二人旅なら、基本は1人がけの対面席がおすすめです。
座席を選ぶ前に、公式サイトで取るかOmioで取るかを決めておくと、予約後の確認が楽になります。料金差・座席指定・Omio予約後の確認手順は、ユーロスター予約ガイドで整理しています。
ユーロスターは座席指定できる?予約後の変更方法
ロンドン発着のユーロスターでは、予約後に公式サイトの「Manage your Booking」から座席を変更できます。
空席のある座席から選ぶ方式なので、希望する席が必ず取れるわけではありません。座席表には座席の向きも表示されるため、窓側・通路側だけでなく、進行方向や車両内の位置も確認できます。
予約後に座席を変更する手順
- Eurostar公式サイトの「Manage your Booking」を開く
- 予約情報を入力して予約を表示する
- 「Change seats」を選ぶ
- 座席表から空いている席を選ぶ
- 変更後の座席番号を確認する
座席を選ぶときは、この記事で紹介したトイレ付近・車端部・4人テーブル席なども座席表と照らし合わせて確認してください。
Omioで予約した場合も座席を変更できる
Omioで購入したロンドン発着のEurostarでも、予約後にEurostarの「Manage your Booking」から座席を変更できます。
Omioでは予約時に座席が自動で割り当てられるため、購入後に一度Eurostar公式側で座席番号と位置を確認しておくと安心です。
希望する席が空いていれば、窓側や通路側、Plusの1人掛け席などへ変更できます。
予約後に確認するポイント
座席番号だけでなく、次の点も座席表で確認します。
・トイレから離れているか
・車両端ではないか
・4人テーブル席ではないか
・荷物置き場との位置関係
・座席の向き
特にPlusを利用する場合は、1人掛け席が空いているかも確認しておくと選択肢が広がります。
座席指定できないケースもある
ロンドン発着以外のEurostarでは条件が異なります。
ベルギー・フランス・オランダ・ドイツ間では、PlusとPremierは予約管理から座席を選べますが、Standardでは座席を選べません。
また、Eurostar SNAPでは座席を自分で選ぶことはできません。
空席状況によっては、希望した座席とは別の席が割り当てられる場合もあります。
6. 比較表で整理:Standard vs Plus vs Business Premier
座席だけで比べると、最も大きな違いはStandardとPlus・Premierの座席配置とスペースです。
e320ではStandardは2-2配列、Plus・Premierに相当する上位クラス車両は1-2配列で、1人掛け席があります。
| 座席の違い | Standard | Plus | Premier |
|---|---|---|---|
| 座席配列(e320) | 2-2 | 1-2 | 1-2 |
| 1人掛け席 | なし | あり | あり |
| 座席スペース | 標準 | 広め | 広め |
| 1人で座る場合 | 隣席あり | 1人席を選べる | 1人席を選べる |
| 座席だけで選ぶなら | 価格優先 | 快適性を上げたい人 | 座席以外のPremier特典も必要な人 |
Plusは「価格差の割に得られる快適度が高い」ため、最もバランスの良いグレードです。
7. まとめ:ユーロスターは座席選びで快適度が劇的に変わる
ユーロスターは短距離移動ですが、座席の当たり外れで移動後の疲労が大きく変わります。 最も快適なのは、Plusの1人掛け席。 避けるべきは、トイレ前・車端部・4人テーブル席です。
予約後は、必ず公式アプリで座席図を確認し、地雷席を回避してください。 この記事が、あなたの移動をより快適にするお手伝いになれば嬉しいです。
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