このページは、パリ滞在(Day21〜Day27)を「節約・異文化・余白」の3軸で整理した実録まとめです。
観光を詰め込むより、体力と気分を守りながら満足度を上げる方向で組んでいます。
東京で毎日ちゃんと疲れてる人(=だいたい全員)でも、パリはちゃんと楽しめます。
- このページの使い方(先に迷いを潰す)
- パリ各日リンク(時系列ログ)
- 1. パリの特徴|「観光」と「日常」が近すぎる街
- 2. 準備編|パリは「不安を先に潰した人」が勝つ
- 3. 拠点編|Créteil(郊外滞在)は、節約だけじゃなく精神安定にも効く
- 4. 節約編|パリは「外食を減らしても満足度が落ちない」
- 5. 観光密度|パリは“1日1〜2スポット”がちょうどいい
- 6. 美術館とPMP|文化は“気合”じゃなくて“体力配分”
- 7. ディズニーランド・パリ|1日で燃え尽きないための実用メモ
- 8. 街歩きで感じた“軽い異文化体験”|観光名所より効く瞬間がある
- 9. 7日間で見えた“パリとの距離感”
- 10. 次の街へ|ロンドン・ドイツへの導線(ここが回遊の出口)
このページの使い方(先に迷いを潰す)
- まず不安を消す:防犯・移動・装備(準備)
- お金と体力を守る:郊外拠点+スーパー中心(節約)
- 文化は欲張らない:美術館は「体力配分」で選ぶ(PMP)
「パリ、なんとなく怖い」「高そう」「歩きすぎて死にそう」みたいな不安は、先に潰しておくのが勝ちです。
このページは、そのためのハブとして作っています。
パリ各日リンク(時系列ログ)
URLの羅列は人間に厳しいので、ちゃんと日本語のラベルにしました。
- Day21:Créteil到着|郊外拠点のリアル
- Day22:ディズニーランド・パリ|実用メモ付き
- Day23:パリ(ルーヴル系)|歩いた日のログ
- Day24:パリ|街歩き・生活感の回
- Day25:パリ(オルセー/オランジュリー系)|美術館の回
- Day26:パリ|疲労管理しながらの回
- Day27:パリ|締めのログ
1. パリの特徴|「観光」と「日常」が近すぎる街
今回いちばん実感したのは、観光地と生活エリアの距離が近いことでした。
象徴的なスポットのすぐ横に、普通のパン屋とスーパーが並んでいて、徒歩だけでも“街の文脈”が拾えます。
- 美術館・歴史建造物が点在していて、ルートが作りやすい
- スーパー文化が強く、食費を抑えやすい
- メトロが直感的で、郊外からも通いやすい
- 観光密度を調整しやすい(=無理しなくていい)

2. 準備編|パリは「不安を先に潰した人」が勝つ
2-1. 防犯は“気合”じゃなくて“仕組み”
パリは、スリや置き引きが気になる人が多い街です。
だからといって常にビクビクすると、旅の満足度が削れます。
おすすめは、気持ちで対抗せず、仕組みで負けないこと。
- 財布・スマホを「毎回出し入れ」しない導線(出す回数=事故率)
- 貴重品は一箇所に集めない(バッグ1発アウトを避ける)
- カフェ・メトロ・観光地の「置きっぱなし」をゼロにする
※防犯・装備の全体像はここに集約:
▶︎ 7週間ヨーロッパ旅で本当に使った道具まとめ
2-2. 「重い荷物+石畳」をナメない(体力が削れる)
パリは歩ける街ですが、石畳や階段で地味にHPを削ってきます。
ここを軽視すると、観光の満足度が落ちます。ほんとに。
- キャリーの取り回し(段差・階段・メトロ)を前提に考える
- 靴は「見た目」より「長時間歩ける現実」
※ここに内部リンクを差し込み(おすすめ):
・(内部リンク)キャリーケース比較記事(65L/90L/セカンドキャリー)
・(内部リンク)石畳に強いスニーカー比較(All Star/ランニング/トレッキング)
3. 拠点編|Créteil(郊外滞在)は、節約だけじゃなく精神安定にも効く
今回の拠点は、パリ南東部のクレテイユ(Créteil)。中心部からメトロ8番線で約40分。
朝の通勤ラッシュや通信不具合に当たることもありましたが、慣れるとリズムが掴めました。
クレテイユ滞在のメリット
- 中心部より家賃・物価が抑えめで、生活コストが下がる
- 大型スーパーや地元向けの商業施設が強い
- 観光地じゃないエリアの“生活の空気”が入ってくる
- 「観光地に泊まらなくても旅は成立する」という発見がある

4. 節約編|パリは「外食を減らしても満足度が落ちない」
外食が続くとコストが跳ね上がるパリですが、旅の質を落とさずに節約する方法はいくつもあります。
特にスーパー文化が心強く、パン・惣菜・果物・水など必要なものはだいたい揃います。
実際に効果があった節約ポイント
- 朝はパン屋 or スーパーで軽めに確保
- 観光地ど真ん中の飲食は避け、少し移動して選ぶ
- 水筒・ボトル持参で「飲み物課金」を減らす
- メトロ移動はまとめて、体力とコストを同時に守る
- 夜は「無理に外食しない」。軽食+散歩でも意外と満たされる
節約は金額の話だけじゃなくて、疲労管理にも直結します。
食事の重さを調整できると、観光の集中力が残ります。

5. 観光密度|パリは“1日1〜2スポット”がちょうどいい
パリは観光スポットが多すぎる都市です。全部回ろうとすると、疲労で満足度が落ちます。
そこで今回は、あえて軽めの観光密度で動きました。
採用した1日の基本スタイル
- 午前:美術館や名所を1つ
- 午後:街歩き/スーパー/カフェ
- 夜:体力次第で軽く散歩、または早めに帰宅
「観光のあとに余白」が残ると、街の空気や生活者のリズムが入ってきます。
“学び”が勝手に落ちてくる配置になります。

6. 美術館とPMP|文化は“気合”じゃなくて“体力配分”
4日間のPMP(Paris Museum Pass)を使って、主要スポットを効率よく回りました。
PMPは「数を回す」ためというより、その日の気分で入れる自由度が強いです。
- 行列回避で体力温存
- 「今日は無理」を別日に逃がせる
- 入場料を気にせず“軽くつまむ”ができる
美術館の回り方は別ページにまとめています(体力配分ガチ版):
▶︎ パリ美術館まとめ|負担を減らして回るルートとPMP活用

7. ディズニーランド・パリ|1日で燃え尽きないための実用メモ
ディズニーランド・パリは開園から閉園まで滞在しました。
保安検査が混むので、開園前到着がいちばんラクです。午後はスーパーで買った軽食で調整しました。
乗ったアトラクション
- ビッグサンダー・マウンテン
- ハイパースペース・マウンテン
- インディ・ジョーンズ
- イッツ・ア・スモールワールド
再入場も自由で、軽食の持ち込みも問題なし。
夜ショーを見るなら、朝のうちに食料を追加しておくのがおすすめです。

8. 街歩きで感じた“軽い異文化体験”|観光名所より効く瞬間がある
パリの魅力は名所だけじゃありません。
夕方の散歩、スーパーの行列、カフェでの一言みたいな日常の断片が、旅の印象を太くします。
- 建築が区画ごとに変わって、徒歩が飽きない
- スーパーの品揃えが異常に充実(生活力が上がる)
- メトロ車内の空気が地区ごとに違う
- 観光客と生活者が混じる路地の静けさ
派手な事件は起きなくても、価値観がちょっと揺れる瞬間がある。
それがパリの強さだと思いました。

9. 7日間で見えた“パリとの距離感”
パリは「詰めてもいいし、抜いてもいい」柔軟さを持った街でした。
その日の気分や体力に合わせて予定を組み替えられるので、無理のない旅が成立します。
今回の旅で特に感じたこと
- 郊外滞在でもまったく問題ない
- 節約しても旅の質は落ちない
- 偶然の体験が入り込みやすい街の構造
- 観光と日常のバランスが取りやすい

10. 次の街へ|ロンドン・ドイツへの導線(ここが回遊の出口)
パリの前はドイツ。パリの後は、ユーロスターでロンドンへ移動しました。
旅の流れを俯瞰すると、都市ごとの違いがよりはっきり見えてきます。
この滞在中、移動や作業で大きく困らなかったのは、装備をかなり割り切っていたからだと思います。
▶︎ 7週間ヨーロッパ旅で本当に使った道具まとめ

