ヨーロッパ旅行でキャリーケースを選ぶときに迷いやすいのが、石畳でちゃんと転がせるのか、鉄道の棚や荷物置き場に置けるのかという点です。日本の空港や駅では問題なく使えるサイズでも、ヨーロッパでは石畳、階段、狭い通路、列車内の棚で扱いにくくなることがあります。
ただし、石畳だから高級キャリーが必須というわけではありません。私は7週間のヨーロッパ旅行を、1万円台のキャリーケースで移動しました。パリ、ローマ、ベルリンなどの石畳でも壊れずに使えましたが、容量選びでは失敗もありました。60Lひとつで旅を始めたものの、お土産・食品・ワイン類が増え、途中でセカンドキャリーを買い足すことになったためです。
この記事では、60L・90L・セカンドキャリーを比べながら、ヨーロッパの石畳で扱いやすいサイズ、鉄道の棚や荷物ラックで困りにくい容量、長期旅行で荷物が増えたときの考え方を整理します。すでに短期旅行で荷物が少ない人や、タクシー移動中心の人は細かく気にしすぎなくても大丈夫です。鉄道移動が多い人、石畳や階段が不安な人、60Lと90Lで迷っている人には参考になる内容です。
- 1. 結論:長期のヨーロッパ旅は「60L+必要に応じてセカンドキャリー」が最も合理的
- 2. 私が使っていた「1万円台キャリー」が石畳に耐えた理由
- 3. キャリー2個運用の現実:長期ではハッキリ負担が大きい
- 4. 「では90Lひとつで良かったのでは?」という疑問への答え
- 5. 60Lは“移動・容量・重量”のバランスが最も良かった
- 【比較表】60L・90L・セカンドキャリーの違い
- 〖タイプ別比較〗60L・90L・セカンドキャリー
- 6. 旅のスタイル別:最適キャリー早見表
- 7. 地域別:キャリー選びの注意点(ヨーロッパ/アジア/中南米)
- 8. 国内線の重量制限は本当に厳しい|20kgの壁を甘く見ないこと
- 【まとめ】キャリー選びは「旅の動線 × お土産量 × 体力」で決まる
- 次に読む
- さらに詳しく
1. 結論:長期のヨーロッパ旅は「60L+必要に応じてセカンドキャリー」が最も合理的

旅で増える荷物の正体は衣類ではなく、ワイン・食品・雑貨・布ものです。
- 瓶ものは重くてスペースを奪う
- 食品は軽いのに“形が大きい”
- 布製品・雑貨は増えやすい
- 衣類は減らせても、お土産は減らせない
そのため、60Lだけで7週間を走り切るのは正直かなり厳しいと感じました。
2. 私が使っていた「1万円台キャリー」が石畳に耐えた理由

私が使ったのは、特に高級でもない1万円台のキャリーでした。しかし、パリ・ローマ・ベルリンなどの石畳でも問題なく完走。
■ 石畳のリアル
- キャスターは普通に回り続けた
- 本体の歪み・破損なし
- 「極端に安物」でなければ十分耐えられる
石畳=高級キャリー必須、というほどではありません。
3. キャリー2個運用の現実:長期ではハッキリ負担が大きい

- 階段での持ち上げが重すぎる
- 駅構内の移動が激しく遅くなる
- 両手が塞がり行動が制限される
- 長期では体力消耗が深刻
短期なら耐えられるが、長期旅では2個運用は非推奨です。
最初からキャリー2個で移動するのはおすすめしません。ただ、帰国前にお土産や食品が増えた場合は、30〜40L前後の軽いセカンドキャリーを追加する方が、無理に大きなスーツケースへ詰め込むより現実的です。
30〜40L前後のセカンドキャリーを探す
4. 「では90Lひとつで良かったのでは?」という疑問への答え
見た目は合理的な90Lですが、ヨーロッパでは鉄道との相性が最悪でした。
■ 90Lのデメリット

- 鉄道棚に入らない
- 車両端の大型ラックは争奪戦
- 階段で重量が地獄
- 狭いエレベーターに収まらない
鉄道中心の旅では90Lは扱いづらいだけです。
5. 60Lは“移動・容量・重量”のバランスが最も良かった
- 鉄道棚に入りやすい
- 宿の階段・廊下で扱いやすい
- 石畳で運べる重さ
- 航空会社の重量制限に合わせやすい
総合点で、60Lは最も扱いやすい現実的サイズでした。
キャリーケースのサイズは、鉄道や石畳だけでなく、宿でも差が出ます。エレベーターがない宿、廊下が狭い宿、部屋でスーツケースを広げにくい宿だと、60Lと90Lの負担はまったく変わります。
宿の階段・エレベーター・部屋の広さまで含めた判断基準は、ヨーロッパ旅行の宿選び方ガイドにまとめています。
鉄道移動が多いヨーロッパ旅行では、まず60〜65L前後の軽量キャリーケースを基準にすると選びやすいです。容量だけでなく、本体重量、キャスターの動き、拡張機能の有無も確認しておくと失敗を減らせます。
楽天で60〜65L前後のキャリーケースを探す
【比較表】60L・90L・セカンドキャリーの違い
| 種類 | 容量 | 重量 | 鉄道棚 | お土産対応 | 向いてる旅 |
|---|---|---|---|---|---|
| 60〜65L | 中 | 軽い | ◎ | △ | 長期・移動多め |
| 90〜L | 大 | 重い | × | ◎ | タクシー移動中心 |
| セカンドキャリー | 小 | 超軽い | ◎ | ◎ | 帰国前の追加用 |
〖タイプ別比較〗60L・90L・セカンドキャリー
| タイプ | 容量の目安 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 60〜65Lの軽量キャリー | 約60〜65L | 鉄道移動が多い人、石畳や階段が不安な人、荷物を自力で持ち上げたい人 | お土産や食品が増えると容量不足になりやすい |
| 90L前後の大容量キャリー | 約90L | タクシー移動中心の人、宿移動が少ない人、荷物を減らしたくない人 | 鉄道棚・階段・石畳では負担が大きい |
| 30〜40Lのセカンドキャリー | 約30〜40L | 帰国前にお土産が増えた人、後半だけ荷物を分けたい人 | 最初から2個持ちは移動負担が大きい |
6. 旅のスタイル別:最適キャリー早見表
長期 × 移動多め × お土産あり
→ 60L + 帰国前だけセカンドキャリー
長期 × 荷物少なめ
→ 60Lのみで完走可能
短期(3〜7日)
→ 40〜55L推奨
都市滞在中心
→ 55〜60L(鉄道移動少なめ)
7. 地域別:キャリー選びの注意点(ヨーロッパ/アジア/中南米)
ヨーロッパ
- 石畳多い
- 鉄道棚が狭い
- 90Lは扱いづらい
アジア
- 鉄道・空港インフラが比較的広い
- タクシー利用が安い
- 60〜75Lが扱いやすい
中南米
- 長距離移動はバスが多い
- 軽量重視(55〜60L)
8. 国内線の重量制限は本当に厳しい|20kgの壁を甘く見ないこと

国内線は20kg制限が一般的で、簡単に超えます。
- ワイン・瓶もの
- 食品類
- 紙類(本・パンフ)
【まとめ】キャリー選びは「旅の動線 × お土産量 × 体力」で決まる
移動多めの旅 → 60Lが最適
お土産が多い旅 → 60L+帰国前だけセカンドキャリー
大容量で一つにまとめたい → ただし90Lは鉄道と相性が悪い
7週間旅を踏まえた現実解として、私は「60Lを基軸に、必要に応じて追加キャリー」という方式が一番しっくり来ました。
次に読む
容量を決めたあとは、スーツケース以外の持ち物も絞る必要があります。サブバッグ・靴・充電まわりまで含めて、7週間の旅で実際に使った道具は、7週間ヨーロッパ旅行で使った持ち物まとめに整理しています。


コメント