ロンドンやパリを移動する時、ユーロスターは最も現実的でストレスの少ない選択肢です。空港移動なし、中心部から中心部へ直行、所要時間は2時間15分前後。それでも、予約が分かりづらい・座席がズレる・公式が英語だけ…と地味に面倒が多いのも事実。
ここでは、時間もお金もムダにしたくないけれど、快適には移動したい人向けに、必要な情報だけまとめています。
1. ユーロスター予約の基本と“早く取った方がいい理由”

ユーロスターは全席指定・ダイナミックプライシング方式。
発売開始は通常 出発日の6か月前で、このタイミングが最安値になることが多いです。
- 週末・祝日は特に値上がりが早い
- 満席に近づくほど料金は急上昇
- スタンダードは変更・払戻ほぼ不可
さらに、ユーロスターは飛行機のように チェックイン → 手荷物検査 → 出入国審査 を出発駅でまとめて行います。
出発の60〜90分前到着が安全ラインです。
座席クラスのざっくり比較

- Standard(普通席):一番安い、柔軟性ほぼなし
- Eurostar Plus:座席広め、軽食あり
- Eurostar Premier:高いが、柔軟性・ラウンジ・審査優遇
「静かに作業したい」「移動で疲れたくない」なら、Eurostar Plusが一番バランスが良いです。
2. 予約はどこで取る?公式とOmioの実力差

結論からいうと、
- 最安値・細かい座席選び重視 → 公式(Eurostar.com)
- 日本語でサクッと予約・他の列車もまとめて検索 → Omio
この2択です。
◆ 公式サイト(Eurostar.com)
【メリット】
- 手数料なしで最安値
- 座席指定が予約時から自由
- 変更も比較的柔軟
- トラブル時の対応が速い
【デメリット】
- 日本語非対応
- 他社列車は検索できない
価格重視なら公式一択です。
◆ Omio(日本語対応・横断検索)
【メリット】
- 日本語で完結
- 他の国鉄・バス・LCCもまとめて調べられる
- 時刻検索が早い
【デメリット】
- 手数料で公式より高い
- 予約時に座席指定ができない
- トラブル時はOmio経由での対応になる
日本語でストレスなく買いたい人には向いています。
比較表(大事な部分だけ)
| 項目 | Eurostar公式 | Omio |
|---|---|---|
| 価格 | 最安値 | 手数料で+数百円〜数千円のことも |
| 日本語 | 非対応 | 対応 |
| 座席指定 | 予約時&後から可 | 予約時不可 |
| トラブル対応 | 早い | Omio経由でやや遅い |
3. 【最重要】Omioで予約した人の“座席ズレ対策”
ここが一番大事です。
Omio予約は便利ですが、座席が自動割り当てで、配置図とズレることが珍しくありません。
対策はひとつだけ。
Omioの予約番号(PNR)を使って、公式サイトで座席を変更する。
これをやらないと、窓側希望なのに通路側、2人旅なのに別席、という地味に腹立つ展開になります。
◆ 具体的な手順
- PNRを確認
Omioの確認メールにある6桁のコードがPNR。 - Eurostarの公式サイトにアクセス
「Manage a booking」を開く。 - PNR+姓を入力して予約情報を呼び出す
- “Change seats” を選択
- 座席配置図から希望の場所を選ぶ
- 窓側
- テーブル席
- 進行方向
- 静かなゾーン
- 保存して完了
これで公式予約とまったく同じ自由度になります。
4. 乗車当日の流れ(不安を消すチェックリスト付き)

ユーロスターの乗車は“ほぼ空港”。
初めてでも迷わないように、必要な部分をまとめると、
- 60〜90分前に駅へ
- Eチケットをスキャンしてチェックイン
- 手荷物検査(X線)
- 出入国審査(英・仏の審査をまとめて実施)
- 待合エリアで乗車開始を待つ
審査が混む日は本当に混むので、ギリギリは危険です。
5. まとめ:早く取る+座席の最終確認がすべて
ユーロスターは便利ですが、予約と座席がやや癖があります。
- 最安値を狙う→発売開始直後、公式での予約
- Omio利用者→必ずPNRで公式から座席変更
- 60〜90分前の余裕を持った移動
たったこれだけで、ストレスの大半は消えます。
ロンドンとパリの移動日が快適だと、旅全体の疲労がぜんぜん違うので、面倒でも座席だけは絶対チェックしてください。
ユーロスターの予約自体はそこまで難しくありません。
むしろ差が出るのは「移動当日の準備」でした。
ロンドンまとめ
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