ヨーロッパへ2か月弱の旅に出るとき、多くの人が悩むのが「どの靴で行くべきか」です。
石畳の多い街、毎日1〜2万歩の移動、階段の多い駅。靴選びの失敗は旅全体のクオリティに直結します。
そんな中で私が選んだのは、
店で一番安かったコンバース All Star(1足のみ)でした。
特に準備したわけでもなく、「なんとなく履き慣れていたから」という理由だけで選んだ靴。
それでもヨーロッパ7週間の都市歩きを問題なくこなせました。
以下では、そのリアルな使用感を数字つきで整理します。
1. 旅人が靴選びで不安になりやすい理由

ヨーロッパの都市は石畳・坂道・長距離移動が多く、ネットの情報では「クッション性の高い靴が必須」と言われることが多いです。
しかし実際に旅をしてみると、
“必要以上に不安を煽られていた” と感じる場面が多くありました。
All Star のようなシンプルな靴でも、運用次第で十分に戦えます。
2. All Star を選んだ理由は「なんとなく」でした

選んだ理由はとてもシンプルです。
- そこそこ綺麗だった
- そこそこ履き慣れていた
- そこそこ旅に合いそうだった
- お店で一番安かった
事前の専門知識もなく、深い比較もしていません。
それでも結果的に不便を感じませんでした。
3. ヨーロッパ7週間のリアルな使用感

3-1. 石畳エリア(ローマ・フィレンツェ・パリなど)
薄底ですが意外と安定して歩けました。
痛みが出る日は靴下の厚みで調整し、問題なく過ごせました。
街並みに馴染むデザイン性も高く、観光地でも浮きません。
3-2. 長距離歩行(ロンドン・ベルリン)
毎日1.5〜2万歩でも大きなダメージはなし。
後半の疲労が出る時期に、むしろ 軽さがメリット になりました。
3-3. 雨の日対策
布製なので濡れやすいものの、乾きは早いです。
宿ではスリッパを併用したため、大きなストレスはありませんでした。
4. 他の靴を持たなかったメリット

1足だけにしたことで、以下のようなメリットが生まれました。
- 荷物が大幅に軽くなる
- 朝の「どの靴を履くか」問題が消える
- 靴トラブルをほぼゼロにできる
- 身軽に動ける旅になる
ミニマリスト的な旅を目指す人にとって、これは非常に大きい利点です。
5. 実際に「持って行ったけれど使わなかった靴」

デカトロンで購入した予備の靴は、結果的に 一度しか使いませんでした。
All Star が想像以上に万能だったためです。
この比較で、All Star の実力をより実感しました。
6. All Star が想定外に役立った場面
- どの街にも馴染むシンプルな見た目
- 汚れても簡単に落とせる扱いやすさ
- 軽くて疲れにくい
- 気負わず使える安心感
特別な装備がなくても旅は十分楽しめる、という実証になりました。
7. All Star が向いている旅人・向いていない旅人

向いている旅人
- 都市観光中心の旅
- 荷物を最小限にしたい
- “そこそこ快適”を許容できるタイプ
- 何よりシンプルな靴が好きな人
向いていない旅人
- ハイキング・山岳が含まれる旅
- 足に持病がある人
- 強い衝撃吸収を必要とする人
8. 旅の“隠れ英雄”100均スリッパ
All Star と併用すると効果が大きかったのが、100均のスリッパです。
- ホステルの床が冷たい問題
- シャワールームが濡れている問題
- 足冷え問題
- 使い終わったら捨てられる気軽さ
コスト以上の働きを見せてくれました。
9. 実際に使用したモデル
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10. まとめ:旅に必要なのは“高機能”より“馴染む靴”
今回の旅で実感したのは、
高機能スニーカーでなくても旅は十分できる ということです。
日常で履き慣れた靴は、旅でもそのまま信頼できます。
特別な理由がなくても自分の足に合っている靴が、最も強い相棒になります。
“スペックの高さ=旅の快適さ”ではありません。
自分の足に馴染むことこそが、本当の快適性でした。
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