ロンドン滞在中に Go City Pass(7アトラクション用) を実際に使用し、予約の流れ、節約効果、旅行との相性、全アトラクションの満足度ランキングをまとめました。
「本当に元が取れるのか?」「予約が必要なスポットは?」「7回券は使い切れるのか?」という疑問を持つ人向けの、体験ベースの総まとめです。
結論:7アトラクションパスは“高額スポット3つ以上”なら確実に元が取れる

今回実際に利用した結果、 通常購入すると合計210〜260ポンドの内容が、パス利用で100ポンド以上節約 という結果になりました。
- ロンドンの観光地はどれも1スポット30〜40ポンド前後
- 7回券は6回券と比べて差額は約20ポンド
- アトラクション1つ分の価値が30ポンド以上なので、7回券の方が理論的に得
- 人気スポットを3つ以上入れると節約幅が大きくなる
また、ロンドンは天候や移動トラブルも多いため、
好きなタイミングで“使った分だけ消費されるタイプのパス”は相性が良く、旅程の自由度も高く保てました。
この記事では、以下のポイントを詳しく解説します。
- 予約の必要なアクティビティ一覧
- 実際の節約効果(表で可視化)
- おすすめ順ランキング(体験ベース)
- 英語学習としての価値
- 向いている人・向いていない人
Go City Passとは(概要)
Go City Pass は、ロンドンの観光アトラクションをまとめて割引価格で利用できるデジタルパス。
使い方は簡単で、アプリ上で表示されるQRコードを提示するだけで入場できます。
- アプリで「残り回数」「利用できるアトラクション」を管理可能
- 1スポットあたりの通常料金は30〜40ポンドが目安
- ミュージカル、ツアー、寺院、展望台、レストランなど幅広く対応
- 一部は事前予約が必須
物価が高いロンドンでは、複数スポットを回る人ほど恩恵が大きいパスです。
実際に使ったのは「7アトラクションパス」|選んだ理由
今回選んだのは 7アトラクションパス。理由は以下の通り。
- 6回券との差額:約20ポンド
- アトラクション1つあたりの価値が30ポンド以上
- ゆったりした旅程でも消費しやすい(滞在日数が長い人向け)
「7つ全部使えるかな?」という不安がある人もいるかもしれませんが、
ロンドンには半日~数時間で体験できるスポットが多いので、予想より回しやすかったです。
予約が必要なスポット/当日発券/予約不要の一覧(最重要)
初めて使う人はまず、各アトラクションの「予約方式」を把握しておくことが大切です。
| 分類 | アトラクション名 | 注意点 |
|---|---|---|
| 事前予約必須 | The Seashell of Lisson Grove(食事) Notting Hill & Kensington Walk The Shard | 公式サイトで日付・時間指定 |
| 当日発券 | Wicked The Musical | 劇場チケットオフィスで発券(座席ランダム) |
| 予約不可・空き状況確認 | The Dare Skywalk | 公式で空き枠を確認。枠が少ない日もある |
| 予約不要 | Westminster Abbey Tower of London | アプリ提示で入場可 |
とくに The Seashell(食事) と Notting Hill Walk は予約が埋まりやすいため、早めの確保をおすすめします。
実際にどれだけ節約できたか|価格比較表(7スポット分)
| アトラクション | 通常価格 | パス利用時の価値 |
|---|---|---|
| The Seashell of Lisson Grove | 約35〜40ポンド | ◯ |
| Wicked The Musical | 約35〜50ポンド | ◯ |
| The Dare Skywalk | 約45〜55ポンド | ◯ |
| Notting Hill Walk & Cream Tea | 約45〜50ポンド | ◯ |
| Westminster Abbey | 約29〜32ポンド | ◯ |
| Tower of London | 約33〜37ポンド | ◯ |
| The Shard | 約32〜38ポンド | ◯ |
これらを合計すると、通常210〜260ポンド。
7アトラクションパスの価格はそれより大幅に安く、100ポンド以上の節約となりました。
「高額スポットを多めに入れた旅程」ほど節約幅が大きくなります。
利用したアトラクションのランキング(1〜7位)

1位:The Seashell of Lisson Grove(フィッシュ&チップス)
Go Cityの1枠とは思えない満足度。
巨大フィッシュ&チップス+1パイント+アイスの“実質フルコース”が楽しめます。
予約必須。街のローカルな雰囲気も魅力。
2位:Wicked The Musical(ミュージカル)
劇場文化そのものを味わえる、ロンドンらしい体験。
英語学習目的でも価値が高く、物語に興味が薄くても十分楽しめます。
当日発券が必要で、座席はランダム。
3位:The Dare Skywalk(スタジアム屋上)
安全帯をつけてスタジアム屋上を歩くスリリング体験。
爽快感が強く、運動不足のリフレッシュにも最適。
Go City側からは予約不可なので、公式サイトで空き枠を確認する必要があります。
4位:Notting Hill Walk & Royal Cream Tea
カラフルなノッティングヒルを歩きながら、街の空気を感じられる散策ツアー。
最後のクリームティーがご褒美になります。
5位:Westminster Abbey
歴史・建築・王室文化の迫力を感じられるスポット。
音声ガイドも充実しており、初めてのロンドンに最適です。
6位:Tower of London(ロンドン塔)
広大な敷地を歩きながら、中世建築やクラウンジュエルを鑑賞。
展示内容が濃く、時間に余裕のある日におすすめです。
7位:The Shard(展望台)
天候に左右されますが、晴れた日の景色は圧巻。
個別購入だと高額なので、パスで使う価値のあるスポットです。
旅程との相性|どう回すと効率的か
Go Cityの良い点は、「先に買っておき、好きな順番で使える」こと。
旅程の自由度が高く、天候や体調に合わせて柔軟に動けます。
3日間で使い切る場合
- 初日:Westminster Abbey → Tower of London
- 2日目:The Seashell → Notting Hill Walk
- 3日目:Wicked → The Shard → Dare Skywalk
5日間以上の長期滞在
- 午前に1スポット、午後に1スポットのペースが最適
- 疲れた日は「食事・展望台」で軽く1枠消化
英語学習としての価値

Go Cityの強みは「英語に触れる機会が自然に増える」点にもあります。
- ミュージカルは“100%英語”のリスニング教材
- ガイドツアーで日常会話・文化背景の語彙に触れる
- スタジアムでは安全説明の英語を聞き取る練習になる
観光しながら語学にも触れたい人(=リコ)には特に相性が良いパスです。
Go City Passのメリット・デメリット
よかった点
- 個別購入より大幅に割安
- 予約管理がアプリで完結
- 旅程の自由度が高い
- 多様なアクティビティを一度に楽しめる
微妙だった点
- 予約枠の確保が必要なスポットもある
- 人気アトラクションは埋まりやすい
- 情報量が多く、目的のスポットを探すのに時間がかかる
向いている人・向いていない人
向いている人
- 英語学習を兼ねて観光したい人
- ミュージカル・寺院・ツアー系を複数まわりたい人
- コスパを重視したい人
- 旅程が柔軟な人
向いていない人
- 1〜2スポットしか行かない予定の人
- 予約が苦手な人
- 気分で動きたい完全自由行動派
- 英語系アクティビティが興味ない人
よくある質問(FAQ)
Q:何日前に予約すればいい?
レストラン系・散策ツアーは3〜5日前が安全。 週末は埋まることが多いので早めの確保をおすすめします。
Q:使い切れなかったら損?
パスは“使った分だけ消費”なので、
旅程に余裕がない場合は6回券でも良いと思います。
Q:子どもでも使える?
寺院・展望台・ロンドン塔は問題なし。 Dare Skywalkは年齢・身長制限があります。
Q:パスはいつ買うのがお得?
セールが定期的にあるため、事前購入が強いです。 ロンドンに入ってから買うと割高になることもあります。
まとめ|ロンドンの物価を考えると、Go City Passは“節約と満足”の両立に最適
ロンドンは観光料金が年々上昇しており、個別に買うと出費が大きくなりがちです。
Go City Pass は、高額スポットを効率よく回りたい人や、英語+異文化体験を深めたい人にとって、非常に相性の良い選択肢でした。
今回の旅では、特に The Seashell of Lisson Grove がパス全体の価値を強く押し上げ、結果的に「また使いたい」と思えるパスでした。
ロンドン旅行を計画している人にとって、節約と体験のバランスを取る最強の選択肢の一つだと思います。
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