ロンドン最終日前日|カムデンからバッキンガムまで“持ってる一日”になった話

London

ロンドン観光の実質最終日。この日は、朝のカムデン・マーケットでの人間観察から始まり、大英博物館での疲労、そしてトラファルガー広場でのワイルドベリーサイダーまで、全てが順調に進みました。
特に予定になかったサイダーの酔いを借りてナショナル・ギャラリーで名画を再訪し、さらにバッキンガム宮殿へ向かう途中で、まるで映画のセットのような馬車の列に偶然遭遇。すべての偶然が重なり、旅の最終日を締めくくるにふさわしい、最高の「持ってる一日」になったと感じました。
しかし、すべてを完璧に締めくくったかと思った矢先、最後に訪れたTescoで、この旅の記録全体をひっくり返す「最大のオチ」が待っていました。
最高の気分で迎えたはずのロンドン最終日前日の、怒涛の5kmウォークと、偶然の連鎖の記録です。

前の日
https://sakulight.blog/travel/day46-london/

カムデンで始まった最終日前日

ロンドン観光の実質最終日前日は、朝からカムデンへ向かいました。ネットでは「上野っぽい」と書かれていたけれど、実際に歩いてみるともっと整っていて、雑多さより“観光地として演出されたカオス”という印象でした。

特に物欲も食欲もなかったので、人間観察に集中。観光客の急ブレーキ、店員のキャラの濃さ、ジャンル越境のファッションなど、見ているだけで飽きません。ゴシックショップにパンキッシュなお兄さんが入っていくのを見て、「これがカムデンか」と思いました。

ホットドッグと大英博物館へ

ホットドッグだけは少し惹かれて購入。9ポンド、ソーセージはやわめ。「イギリスの基準では合格なんだろう」という味と値段。それでも満足した食事でしたずっとPretとスーパー飯で生き延びていたので、久々の“外食らしい外食”だったからかもしれません。

そのまま大英博物館へ移動。ロゼッタストーン、クリスタルスカルなどを鑑賞しました。日本ギャラリーでは北斎が見つからず、陶器や土器は疲労のせいでほぼ「器」と分類するだけの脳になっていました。北斎は所蔵されているが常設ではないこともあるようで、今日は単に縁がなかったようです。

5km歩きを思い出し、コーラを飲んで出発

外に出てから「そういえば大英博物館からバッキンガム宮殿まで歩こうとしていたんだった」と思い出します。距離は約5km。ランニングなら大したことはないけれど、観光しながらだと別物です。

Pretでコーラと水を買い、小休憩。今日はすでに9,000歩歩いていて、足は明らかに疲れていましたが、天気がよかったのでそのまま歩き始めました。

Pretについて
→ロンドン生活の命綱「Pret A Manger」活用ガイド

トラファルガー広場のクリスマス市とサイダー

途中でトラファルガー広場を通ると、クリスマス市が開催されていました。ブラートヴルストも売ってましたが、これ以上食べると重いので、ワイルドベリーサイダー(6ポンド)だけを購入。

噴水前で飲むサイダーは最高で、陽射し・空気・気温すべてがちょうどよく、予定にはなかったのに“完璧な一杯”になりました。

酔いが少し回り、ネルソン記念柱の段々部分に登ってみます。足元は危なかったですが、登れて降りられたので問題なし。

酔いの勢いで段差に登り、ナショナル・ギャラリーで名画再訪

そのままの勢いでナショナル・ギャラリーへ入り、モネ、ルノワール、ゴッホを二周目鑑賞。今日の流れのせいか、作品を前回よりもゆっくり受け取ることができました。予想していなかった収穫でした。

バッキンガム宮殿で馬車に遭遇

ギャラリーを出てバッキンガム宮殿へ向かって歩いて行きました。時間は20分程度。バッキンガム宮殿で写真を撮っていると、途中で馬車の列に遭遇。完全に偶然だったが、最終日の締めくくりとしては完璧すぎる演出でした。天気が良く、道の雰囲気も穏やかで、歩いてきた疲れが少し軽く感じられました。

Tescoでプロフィットロールを確保してオチが来る

最後にTescoへ立ち寄り、今日のご褒美にプロフィットロールを買おうとしました。棚に無ければ“帳尻合わせ”だと思っていたが、普通に売っていたので購入。「これで今日が締まった」と思いましたが、ここでオチが来ます。

実は明日も自由日だった。

すでに最終日気分で動いていたので、これには思わず笑ってしまいました。

明日は“旅の後日談”として、静かに過ごす予定です。

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