ヨーロッパを7週間旅して痛感したのは、「キャリーケース選びは、旅の快適さを決める投資そのもの」だということでした。
私は65Lひとつで旅を始めましたが、お土産・食品・ワイン類が増え、途中でセカンドキャリーを買い足すことに。そこで初めて、65L・90L・セカンドキャリーの“リアルな使い心地”が明確にわかりました。
この記事では、実体験をもとに
- 65L・90L・セカンドキャリーのメリット・デメリット
- 石畳・鉄道でのリアルな扱いやすさ
- 最適なキャリーサイズの判断基準
- 旅のスタイル別おすすめパターン
まで整理していきます。
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- 1. 結論:長期のヨーロッパ旅は「65L+必要に応じてセカンドキャリー」が最も合理的
- 2. 私が使っていた「1万円台キャリー」が石畳に耐えた理由
- 3. キャリー2個運用の現実:長期ではハッキリ負担が大きい
- 4. 「では90Lひとつで良かったのでは?」という疑問への答え
- 5. 65Lは“移動・容量・重量”のバランスが最も良かった
- 【比較表】65L・90L・セカンドキャリーの違い
- 【具体モデル比較】Amazonで買える65L・90L・セカンドキャリー
- 6. 旅のスタイル別:最適キャリー早見表
- 7. 地域別:キャリー選びの注意点(ヨーロッパ/アジア/中南米)
- 8. 国内線の重量制限は本当に厳しい|20kgの壁を甘く見ないこと
- 【まとめ】キャリー選びは「旅の動線 × お土産量 × 体力」で決まる
1. 結論:長期のヨーロッパ旅は「65L+必要に応じてセカンドキャリー」が最も合理的

旅で増える荷物の正体は衣類ではなく、ワイン・食品・雑貨・布ものです。
- 瓶ものは重くてスペースを奪う
- 食品は軽いのに“形が大きい”
- 布製品・雑貨は増えやすい
- 衣類は減らせても、お土産は減らせない
そのため、65Lだけで7週間を走り切るのは正直かなり厳しいと感じました。
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2. 私が使っていた「1万円台キャリー」が石畳に耐えた理由

私が使ったのは、特に高級でもない1万円台のキャリーでした。しかし、パリ・ローマ・ベルリンなどの石畳でも問題なく完走。
■ 石畳のリアル
- キャスターは普通に回り続けた
- 本体の歪み・破損なし
- 「極端に安物」でなければ十分耐えられる
石畳=高級キャリー必須、というほどではありません。
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3. キャリー2個運用の現実:長期ではハッキリ負担が大きい

- 階段での持ち上げが重すぎる
- 駅構内の移動が激しく遅くなる
- 両手が塞がり行動が制限される
- 長期では体力消耗が深刻
短期なら耐えられるが、長期旅では2個運用は非推奨です。
4. 「では90Lひとつで良かったのでは?」という疑問への答え
見た目は合理的な90Lですが、ヨーロッパでは鉄道との相性が最悪でした。
■ 90Lのデメリット

- 鉄道棚に入らない
- 車両端の大型ラックは争奪戦
- 階段で重量が地獄
- 狭いエレベーターに収まらない
鉄道中心の旅では90Lは扱いづらいだけです。
荷物が多くて鉄道移動が不安な人へ
90Lを使いたい場合は、鉄道ではなくツアーバス・送迎サービスの方が快適です。
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5. 65Lは“移動・容量・重量”のバランスが最も良かった
- 鉄道棚に入りやすい
- 宿の階段・廊下で扱いやすい
- 石畳で運べる重さ
- 航空会社の重量制限に合わせやすい
総合点で、65Lは最も扱いやすい現実的サイズでした。
【比較表】65L・90L・セカンドキャリーの違い
| 種類 | 容量 | 重量 | 鉄道棚 | お土産対応 | 向いてる旅 |
|---|---|---|---|---|---|
| 65L | 中 | 軽い | ◎ | △ | 長期・移動多め |
| 90L | 大 | 重い | × | ◎ | タクシー移動中心 |
| セカンドキャリー | 小 | 超軽い | ◎ | ◎ | 帰国前の追加用 |
【具体モデル比較】Amazonで買える65L・90L・セカンドキャリー
| モデル | 容量 | 重量 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 65L軽量モデルA | 65L | 3.8kg | 15,000円前後 | 石畳でも扱いやすい軽量構造 |
| 90L大容量モデルB | 90L | 5.2kg | 18,000円前後 | お土産爆買い派に最適 |
| 機内持ち込みモデルC | 35L | 2.5kg | 6,000円前後 | 帰国前だけ追加したい人向け |
6. 旅のスタイル別:最適キャリー早見表
■ 長期 × 移動多め × お土産あり
→ 65L + 帰国前だけセカンドキャリー
■ 長期 × 荷物少なめ
→ 65Lのみで完走可能
■ 短期(3〜7日)
→ 40〜55L推奨
■ 都市滞在中心
→ 55〜65L(鉄道移動少なめ)
7. 地域別:キャリー選びの注意点(ヨーロッパ/アジア/中南米)
■ ヨーロッパ
- 石畳多い
- 鉄道棚が狭い
- 90Lは扱いづらい
■ アジア
- 鉄道・空港インフラが比較的広い
- タクシー利用が安い
- 65〜75Lが扱いやすい
■ 中南米
- 長距離移動はバスが多い
- 軽量重視(55〜65L)
8. 国内線の重量制限は本当に厳しい|20kgの壁を甘く見ないこと

国内線は20kg制限が一般的で、簡単に超えます。
- ワイン・瓶もの
- 食品類
- 紙類(本・パンフ)
→ このテーマは専用の記事でさらに詳しく解説しています。
国内線の荷物制限ガイド|20kgを超えないパッキング術
【まとめ】キャリー選びは「旅の動線 × お土産量 × 体力」で決まる
移動多めの旅 → 65Lが最適
お土産が多い旅 → 65L+帰国前だけセカンドキャリー
大容量で一つにまとめたい → ただし90Lは鉄道と相性が悪い
7週間旅を踏まえた現実解として、私は「65Lを基軸に、必要に応じて追加キャリー」という方式が一番しっくり来ました。
内部リンク
パリまとめ
→ パリ全体の復習をしたい時に。
ロンドンまとめ
→ ロンドン全体の情報を見直したい時に。
ヨーロッパ列車移動まとめ
→ 次の移動手段を確認したい人向け。
iPad Air旅行中の使用感
→7週間の旅でiPad Airがどこまで作業に使えたかの実体験


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