長期ヨーロッパ旅行でスーツケースは足りる?荷物が増えた実体験と現実的な対処法

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7週間のヨーロッパ旅行は、60Lキャリー1個で出発しました。途中でバッグを買い足し、最終的にはキャリーが2個になりました。最初は余裕があるつもりだったのに、思いもよらぬ荷物が増えて気づいたら2つ目のキャリーもいっぱいという状態になっていました。

長期旅行では、出発時点の荷物量よりも「途中でどれだけ増えるか」の方が現実に直結します。容量そのものより、増えた後にどう対応するかを考えておく方が実用的です。

この記事では、60Lキャリー1個で出発した時点の考え方から、実際にどのタイミングで荷物運用が崩れたのか、そしてどのように修正していったのかを順番に整理しています。

出発時|60Lキャリー1個で足りると思っていた

出発時の構成は、60Lキャリーとショルダーバッグの2つでした。キャリーの中身は7割ほどで、まだ余裕があり、ショルダーバッグにはiPadや財布、モバイルバッテリーなど日常的に使うものを入れていました。

この時点では、移動のしやすさを優先していました。石畳や階段、駅構内の移動を考えると、荷物はなるべく少ない方が扱いやすいと判断していたからです。

お土産についても、多少増えてもこのまま収まるだろうと考えていました。ただ実際には、本や雑貨、食品など、細かいものが少しずつ増えていきます。ひとつひとつは大きくなくても、積み重なると確実に余白を削っていきます。

60Lで足りるか不安な方へ。容量選びの参考になる比較記事です  
▶︎ 60Lと90Lどちらがいいか

最初の誤算|LCC対策でサブバッグを買い足した

ベルリンからパリへ移動する際にeasyJetを利用しました。このタイミングで荷物の扱いに不安が出てきます。

当時は、LCCの身の回り品チェックが厳しいという情報をそのまま無邪気に信じていました。現在のバッグではサイズオーバーになると心配して、デカトロンで約23Lのショルダーバッグを追加購入しました。価格は30ユーロ前後でした。

しかし、実際の空港では厳密にサイズを測っているのではなく、見た目で判断しているような感じでした。あとから振り返ると、元のバッグでも問題なく持ち込めたと思います。

ここで分かったのは、荷物が増える原因は単純な容量不足だけではないということです。制限に対する不安から、余計な対策をしてしまうケースもあります。情報の精度が低いまま判断すると、必要以上に荷物を増やしてしまうこともあります。

次の誤算|重量物でショルダーバッグでは回らなくなった

フランス滞在中に、荷物はもう一段階増えました。特に影響が大きかったのが瓶ものです。ワインを2本購入し、イギリスではさらに追加する予定もありました。

この段階になると、ショルダーバッグで分散する形では対応できなくなります。問題は容量ではなく、重さと形でした。瓶ものは重くて割れやすく、手持ちでの移動に向いていません。

そこで、Créteil Soleilのショッピングモールで小型キャリーを購入しました。モールを回った時にキャリーケースの店があるのを見つけていて、価格帯も比較的安い印象があったため、選択肢として現実的でした。

小型キャリーを選んだ理由|60Lをもう1つ増やさなかった

購入時にとても迷ったのは、同じ60Lクラスをもう1つ買うか、小型キャリーにするかという点です。

最終的には小型キャリーを選びました。帰国後に用途を分けやすいことと、これ以上大きい荷物を増やすと移動の負担が増えすぎると考えたためです。

ただし、安価な小型キャリーには不満もありました。見た目のわりに重く、音も大きく、引き手の固定も甘い部分がありました。質を重視するならもう少し選び方はあったと思いますが、帰国後捨ててもいいものと考え「必要な輸送力を安く手にいれる」ことを優先しました。

荷物を増やしたあとにきつかった場面

キャリーを2個にしてから最も負担を感じたのは移動時です。特に階段です。

パリ北駅では、2階にあるマクドナルドの狭い階段を上るのに苦労しました。ユーロスターのチェックインエリアまではエスカレーターがありますが、その先の移動では階段かエレベーターになります。ロンドンに到着してから地下鉄に乗る場面でも、階段を避けられないケースが多くありました。

さらに、宿までの移動に坂道が含まれていたり、Warwick Avenue駅のように階段しかない駅もあり、細かい負担が積み重なります。

片手で運べない荷物になると、移動の負担は一気に上がります。容量の問題は解決しても、運搬のしやすさは別の問題として残ります。

荷物が増えると、移動時の足元の負担も変わります。石畳や階段が多いヨーロッパでは、靴の性能だけでなく、時期・歩く量・荷物の重さとの相性で選んだ方が現実的です。秋のヨーロッパを7週間歩いた実体験ベースで、All Star、ランニングシューズ、トレッキングシューズを比較しています。
▶︎ ヨーロッパでの靴選び

一方で、ユーロスターのように荷物を持ち込める環境では、キャリーのサイズと置き場も重要です。大きいキャリーはスペース探しに手間取ることがあります。  
▶︎ ユーロスターの荷物制限と置き場

それでも追加してよかった理由

2個運用は快適ではありませんでしたが、追加しなければならなかったのが現実です。

ショルダーバッグで吸収できる範囲を超えると、無理に維持しようとするよりも容量を増やした方が現実的です。特に瓶ものや食品のように扱いに注意が必要な荷物は、適した運び方を確保する必要があります。

機動性を優先するか、輸送力を優先するかは、その時点の荷物構成で変わります。

事前に見ておいた方がいい条件

荷物が崩れるタイミングはある程度予測できます。

移動手段ごとの条件は事前に確認しておいた方がよく、LCCのサイズ制限や追加料金、鉄道での持ち運びやすさは大きく影響します。また、旅の後半で増えそうなものも重要です。瓶ものや食品、本などは想像以上にスペースと重量を使います。

さらに、駅から宿までの動線も見落としやすいポイントです。階段や坂が多いと、荷物の影響が直接出ます。

こうした条件の確認には、移動ルートと合わせて比較できるサービスを使うと判断しやすくなります。

今ならこうする|現実的な荷物運用

今回の経験を踏まえると、出発時点では60L前後のキャリーで十分でした。最初から大きくしすぎると、前半の移動が厳しくなります。

しかし、長期ヨーロッパ旅行では、荷物は出発時の予定通りには収まりません。途中でバッグを追加する可能性は最初から想定しておくのが現実的です。これは荷物が多くなりがちな長期旅行では自然な流れです。

目安は「パッキングのパズルに時間がかかり、移動のたびにストレスを感じ始めたら」。特に瓶ものや割れ物を無理に詰め込むと、機動性が極端に落ちます。その段階で「我慢して今のカバンに収める」のを諦め、増えた荷物の特徴に合わせて、最適な運搬手段を付け足していくのがいいです。

実際に7週間で持っていった荷物の全体像は別記事でまとめています。途中で増えた分も含めて確認できます。  
▶︎ 7週間ヨーロッパ旅行の持ち物まとめ

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